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『筋膜への施術』について

いつまでもよくならない、腰痛や四十肩、膝や股関節などの慢性痛の原因『筋膜のトラブル』に対して、筋膜がもつ性質(粘弾性)を利用した(ゲル状に硬くなった筋膜をゾル状に変化させる)技法です。

筋膜は今まで「大した役割は果たしていない」と軽視されてきましたが、世界的に筋膜の研究がすすむにつれて今やその存在は『スーパースター』です。今までは「骨の変形や筋肉のかたさ」が慢性的な痛みの原因だと考えられていました(私もそう信じていました…)が、『筋膜のトラブル(固着、硬さ、癒着)』が原因だったことが明らかになってきました。そのうえ、痛みが小さくなったり関節の動きが大きくなったりする過程には『筋膜』が大きく関わっていて、今や『筋膜抜き』には筋骨格系の痛みや機能障害を説明することはできなくなってしまいました。

筋膜に加えられる刺激は、からだのほかの部分にも影響を与えます。また筋膜のトラブルもそこだけにはとどまらず、離れた部位にも影響を与えます。いい意味でも悪い意味でも、これが『筋膜のつながり』です。ですので、施術は痛みや症状を感じる部位だけでなく、離れた部位の筋膜にも対処しなければいけません。

からだの変形も矯正も、すべては時間をかけて徐々におこります。
施術後、筋膜に持続的な変化をもたらすにはコラーゲンが安定するまでの時間が必要です。筋膜の反応は秒や分単位ではなく、日/週単位です。痛み自体は比較的早めに軽減または消失しますが、筋膜の変化には相応の時間を要します。

組織の回復を促すタンパク質は、炎症反応として線維化を増加しながらからだの層の動き(滑り)を失わせ、血液とリンパの流れを妨げる ”粘性(粘り気)” へとつながります。そして、短縮した筋膜によって引き起こされる慢性的な緊張は「神経筋トリガーポイント/筋膜性疼痛症候群(痛みの発信源)」へ変化します。からだの使いすぎや、間違った使い方、あるいは使わなすぎや心的ストレスによって、筋膜は徐々に肥厚していきます。

ですが、筋膜を変えていくには今までのように『強く押せばいい』というものではないようです。実は私たちのからだには「圧と深さ」の間に反比例の関係がありますので、筋膜の最深層にまで到達するには、よりゆっくり侵入して、加える圧もより小さくしなければならないのです。

そして、しまだでは「横に揺らす微振動」を加え、筋膜の固着を取り除き血液やリンパ液の流れをさらに促進させます。

※振動による力学的な負荷が一酸化窒素(NO)を産生し、血管も拡張させます。

下の図のように、皮膚の下は脂肪や筋膜などの組織がミルフィーユのように何層にも重なりあっています。私たちのからだのいかなる動きもこの層の「さまざまな方向への横滑り」です。ですので、縦にグイグイ押してもあまり効果はありません。

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