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2018-08-26

テンセグリティについて…その2

施術室 しまだ テンセグリティ

(骨盤から下肢のテンセグリティ模型)

テンセグリティ ( Tensegrity ) は、張力( Tensile ) と 完全性 ( Integrity ) から生まれた造語で私たちの身体の新たな構造モデルです。この構造は持続的な張力と局所の圧縮力によって保持されていますが、安定性は張力のバランスに依存しています。

これは人体に限られたものではなく、炭素原子、水分子、たんぱく質、ウイルス、細胞、組織、そのほかの生物などさまざまな自然系がテンセグリティを利用して構築されているのだそうです。

私たちのからだに加わった力(エネルギー)はこのテンセグリティ構造全体を揺らす波となって消えていきます。その力は必ずゆがみを生じますが、ゆがみが局所に集中することはなくからだ全体へ均等に分散されます。

偏ったこわばりや緊張(短縮)がなく、柔軟でバランスのとれた構造ほど(左右対称である必要はありません)、効率よく衝撃を吸収できる(効率の良い)身体ということになります。しかし、からだの一部のバランス(均衡)が崩れると必ず他の部位にストレスがかかるため、ある部位に生じた問題(こわばりや硬直)は常にからだ全体(の構造や動き)に影響を及ぼすことになります。

ある部位にかかったストレスの影響がからだ全体に及ぶのと同様に、ある部位の柔軟性や可動性が回復すると周囲の組織のみならず影響を受けていた離れた部位の状態も改善していきます。テンセグリティ模型の引っ張り材の1本を弾くとその振動は構造全体に伝わりますが、私たちのからだでもそれと同じことが起きているのです。

これは腰が痛い方に対して首や脚を刺激したり、首が痛い方に対して顔や頭を刺激したりする理由の1つです。

 

※ 弾いているのは娘です。

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