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2018-08-12

筋筋膜性疼痛症候群について…その1

なかなか治りにくい「腰痛や首や肩、膝の痛み」は、長引く痛み「慢性痛」になりやすいものです。今までこれらの痛みは、レントゲンなどの結果から「椎間板が潰れているから、加齢で背骨が変形しているから、軟骨がすり減っているから」などと考えられていましたが、実は近年、このような慢性痛の原因は「病院で診断された病名」とは必ずしも関係がないのではないか、と考えられるようになっています。

例えば、腰痛の場合「痛みの原因」としてレントゲンやMRIから診断される「変形性脊椎症 」「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「腰椎すべり症」という診断名が “必ずしも痛みの原因ではない” という考え方です。

今や世界中で、腰痛をはじめとする慢性痛の原因の研究がおこなわれています。慢性痛の原因を今まで病院で診断されていた「からだの異常(生物学的要因 / 損傷モデル)」だけでなく、その人の生活環境や習慣、社会的な立場まで含むストレス(心理社会的要因)が入り混じった結果がその人の痛みの状態である、と考えるのが「生物心理社会的モデル」です。

つまり、慢性的な痛みの原因は「からだの異常」だけでなく、「不安、悩み、悲しみ、怒り、恐怖などの感情や、学校・仕事場のストレス」などの心理社会的要因が入り混じったものと考えられています。

その中でも「からだの異常」と考えられているのが「筋筋膜性疼痛症候群」です。慢性的な痛みの原因は「骨や椎間板や軟骨ではない」「筋肉と筋膜だ」という考え方です。

その2につづく。

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